国語の先生でもない、コピーライターでもない、
文章のプロでもない私たちが
一生懸命、文章を書いたところで
読み手に伝わる文章を書くのは到底ムズカシイ。
もはやムリゲー。。
でも今は情報が溢れた幸せな時代。
文章のプロ達がしっかりと伝わる文章の『型』を用意してくれてます。
文章をこの『型』に当てはめることで、より分かりやすく、そして読者に伝わりやすくなる文章がど素人の私たちでも作れるようになるんです!
- ブログが上手に書けない
- 文章を書くのに時間がかかってしまう…
- 話がとっちらかってボリュームの割にはよく分からない内容になる
ブログを書くのが上手な人は必ず型を使っています。
型を知れば、あなたも上手にブログが書けるようになります!!
文章の『型』って何?
文章の『型』って何?当てはめるってどういうこと?
フォーマットやテンプレートなどのイメージが近いよ!
『型』とは文章を分かりやすく成り立たせるためにに
「文章の組み合わせや流れを示すパターン」のこと。
そして文章が上手な人というのは間違いなく、
この「型」に当てはまった流れで文章を作っています。
「型」を使って文章を書くメリット
頭の中に浮かんだことを、浮かんだ順番で書くより、
型に合わせて書いた方が伝わりやすい文章になります。
そんな型を使って文章を書くメリットは
- どの内容をどの順番で書けばいいのか迷わない
- 書く順番が決まっているので書いている時の読み返しが減る
- 文章の流れがあっちこっちとバラバラにならない
- 情報の過不足がなくなる
- きちんと筋道を立てて考えることができるので読み手が理解しやすい
- 結論や言いたいことが明確になる
私自身、ブログを書く時に型を使うことで、
最初にこれを書いたら、次にこの流れを書き、その次にはこれを書いて最後に書くのはこれ!といった具合に決まった順番で書き進めることができるようになりました。
型を使うことで文章の組み立てや話の展開にに悩むことがなくなったし、
自分の言いたいことが伝わりやすくなったと感じます。
そして同時にすらすら文章が書けるようになりました。
そこで文章力に自信がない人でも分かりやすい文章がかけるようになる
文章のプロが使っている3つの型をご紹介します!!
文章のプロが使う3つの『型』
「型」に当てはめた方が文章が書きやすく、理解しやすい文章になることは理解いただけたかと思います。
そこで次は、実際にプロが使っている「型」でビジネスで使える代表的なものをシーン別に3つご紹介します!
結論を先に伝える「逆三角形型」
あらゆるビジネスシーンで使える「逆三角形型」は
「結論→説明」の流れで一番伝えたいことや読者が知りたいことを最初に書く型です。
結論から先に書き、その結論に至った経緯、理由・根拠を書きます。
逆三角形型の分かりやすい例がスポーツ記事。
スポーツ記事の多くは「試合結果→試合経過」の順に書きます。
その理由は、読者の関心がもっとも高いのは試合結果だから。
結果を伝えた後で、どのような試合展開だったのか、誰が活躍したのかに興味が湧きます。
例えば悪い例では…
ロサンゼルス・ドジャースの大谷はマリナーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3回に11号ツーランで加点するなど、着実にリードを広げ三塁打を含む3打数3安打2打点。4回に代走が送られ、交代した。その後、広げたリードの差が埋まることはなく、ドジャースが12安打9得点で快勝した。
上例のように、試合開始から時系列で書いていくと最後まで試合結果がわからないため、
「試合は結局、勝ったの?負けたの?」と読み手にとっては、結果が分からないので回りくどい印象を与えます。
読者も暇じゃないから、回りくどい文章だったら読む気しないよねぇ。。
このように、いつまでも結論の見えない文章は読み手のストレスになりかねないので
結論や重要なものを先に述べることで最初に読み手の興味や関心を引き、続きを読ませることができるのです。
ブログ記事におすすめな「PREP法」
ブログ記事を書く時にもっとも伝わりやすく分かりやすいと言われているのがPREP法。
先ほどの「逆三角形型」の説明の部分に理由・根拠・裏付けと実際に何があったかの具体例を盛り込むことで説得力を高め、最後にもう一度結論で締めくくります。
PREP法とは?
PREP法とは『Point・Reason・Example・Point』4つの文字の頭文字をとって
文章の構成・流れを分かりやすく表したパターンです。
PREP法をひとことで説明すると
結論→理由→具体例→結論の順番で書く構成の型。
Point =ポイント・結論
〇〇の結論は×××です。
Reason =理由
なぜならば、〜だからです。
Example =事例・具体例
実際に〜といった事例がありました。
Point =結論・まとめ
したがって、〇〇の結論は×××になります。
ダイエットを例にPREP法を使って文章を書いてみました。
【PREP法を使った文章】
痩せる最短の方法は食事と運動の両立がポイントです。
私たちの身体は、消費したエネルギーよりも摂取したエネルギーが多いと、余った分を脂肪として蓄えます。そのため痩せるためには、摂取エネルギーより消費エネルギーを多くすることで痩せることができます。
ときどき「運動は大変だから食事制限だけで痩せたい」という人がいますが、運動をせず、食事制限ばかり行うと、脂肪とともに筋肉も落ちてしまい、基礎代謝量が低下してしまいます。
その結果、どんどんやせにくい身体になってしまうだけでなく、疲れを感じやすくなったり、免疫力が下がり、風邪や病気になりやすくなったりする場合もあります。
だからこそ、健康的にやせるのであれば、食事と運動を組み合わせることが重要です。
このようにPREP法は結論→理由→具体例→結論の順番で
結論を2回書くことで根拠を明確にして主張を裏付けるため、読み手の理解、納得、共感を促すことができます。
さらに理由・根拠・裏付けと実際に何があったかの具体例を盛り込み、
最後にもう一度結論で締めくくるので、文書全体に説得力が生まれるので、
ビジネス文書やプレゼンテーションでの話の展開をつくるのにおすすめな方法です。
このPREP法をうまく活用することで、聞き手の理解を深めるだけでなく、
あなたが主張したい意見や提案に説得力を持たせることができます。
読者に行動させたいときには「PASONA」
コピーライティング業界で知らない人はいない、神田昌典さんが提唱する法則で
ダイレクトメールやサービスの紹介で使われているマーケティングの手法です。
Problem =問題
Affinity =親近感
Solution =解決策
Narrowing Down =絞込み
Action =行動
の5つから成り立っており、読者の心理に寄り添って展開されていくことで
読み手に行動を起こさせ、商品の成約率を上げることができる効果が期待できます。
そのため、ランディングページ(LP)やアフェリエイトのサービス紹介記事によく用いられます。
Problem:問題
読者の悩み、問題点を探し、明確化する。
- 最近太ってきたとお悩みはありませんか?
- あなたのお子さん、宿題をやりたがらなくて、お困りではありませんか?
最初に読者の潜在的な悩みまで明確化できれば、その時点で「え、私のこと?」と、心を掴むことができますね。
Affinity:親近感
先ほど問題提起で挙げた読者の悩みや不安に共感し、読者の気持ちを汲み取ることでさらに読者の心に踏み込んでいきます。
- 女性にとって「太る」ということがつらいですよね。。
- 分かります。私の子供も何度言っても聞かないので困っていました。
ここで大切なのは「読者に共感すること」共感することで、「そうそう!分かる!!」と読者にも共感してもらうことで
親近感を感じてもらうことができます。
Solution:解決策
共感をしたら、次は「解決策」です。
私はこんな方法で解決したよ!という具体的な解決策を提示します。
- 好きなものを食べても、太らない方法があったんです!
- 無理やりやらせるのを辞めて、本人がやりたくなる状況を作ってあげたら宿題も自分からやるようになったんです!
同じような経験がある、同じような立場であると共感してもらえた読者にとって、解決策は興味が湧いているはず!!
だからこそあなたがどうやって解決したのか、どのようにして乗り越えたのか、
あなたの実際の体験・経験をもとに事実に沿って丁寧に書きましょう!
実際に体験したものだからこそ、人の心を動かせる文章が書けるんだね!だからこそ多少大袈裟になることはあっても、嘘は書いちゃだめだよ!!
Offer:提案
「提案」は先ほど述べた解決策をより具体的に解説していきます。
商品やサービスについて紹介したい場合に書くときだけでもOK。
- 実際に商品を使用した人の口コミ
- 他の商品・サービスとの比較
- メリット・デメリット
- 解決策を手にすることで得られる気持ち・未来
このように解決策で示した内容によって読者が得られる未来が想像できると
「もっと知りたい!」「「私もその商品が欲しい!」という気持ちになっていきます。
Narrowing Down:絞込み
「絞込み」は、ターゲットや期間を絞込むことで、提示した「解決策」によって解決する人、満足する人という絞込む。そうすることで解決策で解決する人を増やし、より満足した結果が得られるようになります。
Action:行動
Action(行動)では心が動いた読者に対して、申込みへの壁を取り払い、行動を促します。
- 今すぐお申込みください!
- 〇名限定!今すぐ参加する!
分かりやすい申込み方法や購入方法を記載し、読者に分かりやすいよう、公式サイトへのリンクなども目立つように設置しておきましょう。それと当時に最後の背中の一押すメッセージをつけることで読者に行動させましょう!
読者が申込みたい!買いたい!って思っても、どこから申込んだらいいか迷ったら元も子もないよね‥
まとめ
読者に分かりやすく伝わりやすい文章を書きたいのなら、
文章構成の『型』を意識しましょう。
本日ご紹介した文章の『型』は3つ。
- 結論→説明と結論を先に述べる新聞やビジネス文書向きの「逆三角形型」
- 結論→理由→具体例→結論と結論を述べた後、結論に至った理由と具体例を述べるブログなどの文章向き「PREP法」
- 読み手の心理に寄り添って展開し行動を促す「新PASONAの法則」
これらの型を知ることで、型の流れに沿って文章を書くだけで、
誰でもわかりやすい文章が書けるようになります。
またこれらの型は文章を書くときだけでなく、話す時の順序として意識することで
わかりやすい説明ができ、ビジネスのコミュニケーションが円滑になります。
ぜひ日頃のブログ記事だけでなく、普段の生活にも意識して取り入れてみてくださいね。